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2016年11月16日

北海道の紅葉

こんにちは。 辰尾です。
先月、甥の結婚式がありまして北海道の帯広に里帰りして来ました。
東京はまだノーネクタイのクールビズが続いていましたが、帯広では最高気温が一桁台にまでなっていて、東京の冬の気温に近い状況だったので、ヒ―トテックやコートの冬装備で行こうか?迷いましたが、東京での秋バージョンで行くことにしました。幸い滞在中は秋晴れの良い天気でしたので心配は無用でしたが、それでも朝晩は身体が引き締まるような冷たい空気でした。次の日に少し余裕があったので、ちょうど紅葉が見ごろの名所に案内してもらいました。帯広郊外にある福原山荘です。北海道で一番標高の高いカルデラ湖である然別湖へ向かう直前の登坂道から分かれて、平らな道路を2km程進んだところに福原山荘があります。ここは十勝地方でスーパーマーケットを展開している創業者の山荘で、紅葉の期間だけ一般開放しています。8.5haにも及ぶ広大な敷地内には5つの滝と、3つの池があり、そして、それらを巡る全長1kmの散策路沿いに1000本のモミジが植えられています。10月の中旬過ぎに、赤・黄に色付いた木々の中を散策しましたが、ゆったり流れる時間を感じて来ました。モミジと青空を映した池は鏡を観ているようで、とても感動しました。

 


さて、モミジとカエデは違うのか?について少しお話をさせて頂きます。
植物分類上ではカエデとモミジの区別はありません。 植物学的にはモミジもカエデも「カエデ」と言い、どちらも分類上カエデ科カエデ属の植物です。モミジという科や属はありません。モミジとカエデを区別しているのは日本人だけで、外国ではカエデ属の植物を全て「maple」と呼んでいます。英語ではもみじを「Japanese maple」と表記しますが、直訳すると「日本のカエデ」となります。モミジもカエデも同じカエデ属の植物ですので分類学的に言えばカエデという大きなくくりの中にモミジという種の群があるイメージです。
しかし、日本では園芸や盆栽の世界で特有の区別基準があるようです。
園芸  モミジ:葉の切れ込みが多く、深いもの。イロハモミジ、ヤマモミジ
カエデ:葉の切れ込みが浅いもの。トウカエデ、イタヤカエデ
盆栽  モミジ:葉の形が小さくて切れ込みが深く。秋に真っ赤になるもの。
カエデ:葉の切れ込みが浅くて、大きいもの。
と区別しているそうです。
11月も中旬になるとまち中でも街路樹が色づき始めました。紅葉の名所では、すでに大勢の人で賑わっていることと思います。皆さんも是非、空気の澄んだ青空の下で紅葉を愛でてゆったりとした時間を過ごしてみて下さい。



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