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2017年02月21日

華やかな枝垂れ梅

立春が過ぎ、三寒四温で気温の変化が激しいなと思っていたら、東京はもう春一番が吹きました。春が来るのは大歓迎ですが、花粉の飛散量が増えてきて、一方では憂鬱な季節の到来と感じています。
さて、先日気温が高くぽかぽか陽気になったので、又、近所を散歩して来ました。梅まつりの便りも届いていますが、近所の梅はまだ咲き始めたばかりの木が多かったのですが、日当たりの良い場所で満開になっている梅を見つけたので1枚撮ってきました。 ちょっと珍しい枝垂れ紅梅です。

 

 

 

 

 

 

梅は、バラ科サクラ属orアンズ属の落葉高木で、中国が原産で朝鮮半島を経由して日本に渡ってきたといわれています。正確な渡来時期はわかっていませんが、『万葉集』では100首を超える歌が詠まれていることから、奈良時代にはすでに栽培されていたようですが、この歌に詠まれている梅は全て白梅でした。紅梅が登場するのは、それから100年以上も後の清少納言の『枕草子』で、「木の花は梅の濃きも薄きも紅梅」とあることから平安時代に紅梅が出現したと言われています。一方、花の色の違いのほかに、観賞価値の高い花を咲かせる「花ウメ」と、皆さんも良く知っている南高梅に代表される食品用の良質の実をつける「実ウメ」に分けられます。
花ウメの観賞対象は花のほかに香りや、幹の形や枝ぶりですが、散歩の途中で見つけた枝垂れ梅は、赤い花と香りと枝ぶりを観賞するまさに「花ウメ」です。
皆さんも通勤の途中に春の風物詩を探してみて下さい。珍しい枝垂れ梅があるかも知れません。

 

 

 

 

 

 

 



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